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【もう、会いに来てはいけない おいちゃん vol.3】
好評につき、おいちゃん第3話
おいちゃんの名前は、
「利右ェ衛門」
明治生まれ
「りえんさん」と呼ばれていた。
おいちゃんは、4人兄弟だ。
おいちゃん、おじいちゃん、妹が2人。
おいちゃんだけ、お母さんが違う。
おいちゃんのお母さんは、理由は私は知らないが、おいちゃんをおいて家を出た。
おいちゃんは、子どものころ、お母さんに会いに行ったことがある。
会いたくて、会いたくて、自分だけで会いに行った。
お母さんは、おいちゃんに言った。
「もう、会いに来てはいけない。帰りなさい」
その後、おいちゃんはお母さんに会うことはなかった。
おいちゃんは長男だったけれど、家を継いだのは次男のおじいちゃんだった。
おいちゃんは、家を出て、若松の醤油屋の番頭をしていた。
結婚して、子どもも2人授かった。
その後、おいちゃんは、独立して醤油屋を始めた。
おいちゃんは番頭だったから、醤油作りについては、経験がなかった。
何度も何度も失敗した。醤油ができない。
そのうちに、おいちゃんは、心を病んでしまう。
奥さんは、子どもたちを連れて家を出た。
そして、おいちゃんは実家に戻り、おじいちゃんの農業を手伝うことになる。
おいちゃんは無口な人だった。
食事の時も、親戚の集まりでも、地域の集まりでもほとんど話さなかった。
いつから無口になったのだろう。
でも、神様とはよく話してた。(独り言)
私も、おいちゃんとはよく話をした。
何を話したかはあまり覚えていない。
私が学校から帰ってくると、おいちゃんはよく、部屋の前に座っていて、そこで話していたのを覚えている。
おいちゃんの部屋は、色んなものがあって、ワクワクした。不思議な世界に迷い込んだような感覚。
おいちゃんとの話もそうだ。不思議な世界に迷い込んだような感覚になっていた。
私にとって、家の中にいくつも違う世界があったのだ。
両親の子供としての私。
三人姉妹の長女としての私。
祖父母の孫としての私。
おいちゃんとの不思議ワールド。
みんな、色んな考えを持っている。
みんな独特の世界で生きている。
私の家族が、私の世界観のベースを作った。
いつ思い出しても少し胸がキュッとする、おいちゃんの思い出。
もう少し、続けて書いてみます。
この話は、ノンフィクションですが、私の記憶と私からの目線で書いていますので、客観的事実とは異なる場合もあるかもしれませんが。ご了承ください。
おいちゃんの77歳のお祝いに花束を渡す、5歳の私
発酵教室のお問い合わせ、申し込みは
福岡発酵倶楽部 舩越 舞
811-3134
福岡県古賀市青柳2672
092-943-9232
fmai6099@gmail.com
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おいちゃん、おじいちゃん、妹が2人。
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おいちゃんは、子どものころ、お母さんに会いに行ったことがある。
会いたくて、会いたくて、自分だけで会いに行った。
お母さんは、おいちゃんに言った。
「もう、会いに来てはいけない。帰りなさい」
その後、おいちゃんはお母さんに会うことはなかった。
おいちゃんは長男だったけれど、家を継いだのは次男のおじいちゃんだった。
おいちゃんは、家を出て、若松の醤油屋の番頭をしていた。
結婚して、子どもも2人授かった。
その後、おいちゃんは、独立して醤油屋を始めた。
おいちゃんは番頭だったから、醤油作りについては、経験がなかった。
何度も何度も失敗した。醤油ができない。
そのうちに、おいちゃんは、心を病んでしまう。
奥さんは、子どもたちを連れて家を出た。
そして、おいちゃんは実家に戻り、おじいちゃんの農業を手伝うことになる。
おいちゃんは無口な人だった。
食事の時も、親戚の集まりでも、地域の集まりでもほとんど話さなかった。
いつから無口になったのだろう。
でも、神様とはよく話してた。(独り言)
私も、おいちゃんとはよく話をした。
何を話したかはあまり覚えていない。
私が学校から帰ってくると、おいちゃんはよく、部屋の前に座っていて、そこで話していたのを覚えている。
おいちゃんの部屋は、色んなものがあって、ワクワクした。不思議な世界に迷い込んだような感覚。
おいちゃんとの話もそうだ。不思議な世界に迷い込んだような感覚になっていた。
私にとって、家の中にいくつも違う世界があったのだ。
両親の子供としての私。
三人姉妹の長女としての私。
祖父母の孫としての私。
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みんな、色んな考えを持っている。
みんな独特の世界で生きている。
私の家族が、私の世界観のベースを作った。
いつ思い出しても少し胸がキュッとする、おいちゃんの思い出。
もう少し、続けて書いてみます。
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